カラタチ七条間之町の「カラタチ」って何?

枳殻 カラタチ七条間之町 豆知識

カラタチと東本願寺

本ブログの記念すべき一発目の記事は、弊社が運営する宿泊施設カラタチ七条間之町」の名前の由来になります。

カラタチ」という言葉を今までに聞いたことありますか?私はこの会社に入るまで聞いたことありませんでした。

カラタチ七条間之町は、七条通間之町通(「あいのまちどおり」って読みます)の交差点から少し北に入ったところにあるのですが(七条間之町上ル)、西に数分歩くと「東本願寺」という大きなお寺があります。

東本願寺の飛び地「渉成園」

「本願寺」は歴史の教科書にも載っているし、日本最大の宗派でもあるので、聞いたことがある人も多いと思います。本願寺には、西と東があるのですが、東本願寺には実は大きな「飛び地」があります。

この飛び地が「渉成園」です。渉成園に何があるかというと、日本庭園です。作られてから350年以上経っている由緒ある庭園で、国の名勝にも指定されています。
渉成園 カラタチ七条間之町
そんな渉成園ですが、枳殻邸」(きこくてい)という別名を持っています。渉成園がこのように呼ばれたのは、「枳殻」という植物が生垣として周囲に植えられていたためです(今でもわずかながら、渉成園の周りに枳殻が植えられています)。
渉成園 カラタチ七条間之町

「枳殻」の読み方

勘の鋭い方はもうおわかりかもしれませんが、「枳殻」は音読みで「きこく」と読みますが、訓読みすると「からたち」になります。
「からたち」が生垣に使われていたことにより「枳殻邸」と呼ばれた渉成園から徒歩1~2分のところにあるため、「カラタチ七条間之町」と名付けられました。

枳殻が生垣に使われた理由

枳殻の枝には鋭いトゲがあり、また剪定によってある程度、形を自由に変えることができます。そのため、古くから侵入防止防犯目的で生垣として使われてきました。
カラタチ七条間之町の入口にも、枳殻が1本植えられています。
枳殻 カラタチ七条間之町
触ることはできますが、怪我をしないようにトゲには細心の注意を払ってください。
枳殻 カラタチ七条間之町

渉成園と東本願寺の詳細

【渉成園】

〇行き方
カラタチ七条間之町の入口が面している間之町通を北に150m歩くと渉成園の入口があります。徒歩1~2分。
※JR京都駅中央改札口からは徒歩10分

〇開園時間
[3月~10月]9時~17時(受付は16時30分まで)
[11月~2月]9時~16時(受付は15時30分まで)

〇庭園維持寄付金
500円以上(高校生以下は250円以上)
※500円以上の寄付金を納めると「渉成園ガイドマップ」がもらえます。

【東本願寺】

〇行き方
カラタチ七条間之町から西に350m。徒歩4分。
※JR京都駅中央改札口からは徒歩8分

〇開館時間
[3月~10月]5:50~17:30
[11月~2月]6:20~16:30

〇拝観料
無料

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